日本の祭りの屋台を食事制限があっても楽しむには|定番料理の材料と伝え方
たこ焼き、お好み焼き、焼きそばなど、祭りの屋台の定番料理によく使われる材料をまとめました。ビーガン、ハラル、グルテンフリー、食物アレルギーのそれぞれで気をつけたい点と、店の人に見せる一文も紹介します。

祭りの屋台と食事制限
日本の祭りでは、たこ焼きや焼きそばなどを売る屋台が並びます。JNTO(日本政府観光局)も、祭りの楽しみのひとつとして屋台の料理を紹介しています。
ただし、屋台の料理は材料の説明がないことがほとんどです。消費者庁によると、アレルギー表示が義務付けられているのは容器包装された加工食品です。外食や、その場で作る料理は、店ごとの任意の取り組みになります。
屋台では「表示がない=入っていない」ではありません。
屋台の定番料理によく使われる材料
JNTO の紹介記事をもとに、よく使われる材料をまとめました。店によって材料は違います。
| 料理 | よく使われる材料 | 特に気をつけたい人 |
|---|---|---|
| たこ焼き | 生地、たこ、紅しょうが、ソース、マヨネーズ、青のり、かつお節 | ビーガン・ベジタリアン、グルテンフリー、卵アレルギー |
| お好み焼き | 生地、キャベツなどの野菜、肉のことが多い、卵 | ビーガン・ベジタリアン、ハラル、グルテンフリー |
| 焼きそば | 小麦の麺、豚肉などの肉、野菜、ソース、紅しょうが。目玉焼きやマヨネーズをのせることもある | ビーガン・ベジタリアン、ハラル、グルテンフリー |
| からあげ | 鶏肉、しょうゆ、にんにく、しょうが、小麦粉やでんぷん | ビーガン・ベジタリアン、ハラル、グルテンフリー |
| 焼き鳥 | 鶏もも肉、ねぎ、たれ | ビーガン・ベジタリアン、ハラル |
| たい焼き | 生地、あんこ・黒ごま・カスタードなど | グルテンフリー、卵・乳アレルギー |
| かき氷 | 氷、シロップ、練乳をかけることも | 乳アレルギー、ビーガン |
| りんご飴 | りんご、砂糖 | 材料は少ないが、色付けなどは店に確認 |
ビーガン・ベジタリアンの方へ
JNTO のベジタリアン向けガイドは、肉や魚が見えない料理でも、肉やかつお節が使われていることがよくあると注意しています。たこ焼きやお好み焼きには、かつお節をかけるのが一般的です。かつお節を抜いてもらっても、生地やソースに動物性の材料が入っていることがあります。
JNTO のガイドは、注文するときに食べられないものを具体的に伝えるよう勧めています。「肉、魚介、だしを含む動物性のもの」とはっきり言うと伝わりやすくなります。
ハラルを守る方へ
焼きそばには豚肉が使われることがあります。からあげや焼き鳥の鶏肉がハラルかどうかは、屋台では確かめにくいです。
JNTO のムスリム旅行者向けガイドによると、料理酒やみりんは多くの日本料理に使われます。添加物を使っていない「無添加」でないみそにも、アルコールが入っていることがあります。屋台では、同じ鉄板や油でいろいろな料理を作ることもあります。何が食べられるかの判断は、ご自身と信頼する認証団体の基準にしたがってください。
グルテンフリーの方へ
たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、たい焼きは、小麦粉や小麦の麺を使うのが一般的です。からあげの衣にも小麦粉が使われることがあります。しょうゆやソースにも小麦が使われていることがあります。同じ鉄板で焼く料理は、小麦が混ざる可能性があります。
食物アレルギーのある方へ
消費者庁は、外食や中食を利用するときに、店に材料を確かめること、調理中に意図せず別の材料が混ざる「コンタミネーション」に気をつけることを呼びかけています。屋台は同じ鉄板・油・器具で複数の料理を作ることがあり、混ざる可能性は店でも防ぎきれないことがあります。
出典・参考資料
店の情報は変わることがあります。来店前に店へご確認ください。アレルギーや持病がある方は、医師の指示に従ってください。宗教上の判断は、認証団体とご自身の判断にゆだねます。

